大切な家族や親族が亡くなられたとき、必ず取り組まなければいけないのが遺品整理です。
しかし、
「思い出が詰まっていて、なかなか捨てられない」
「遺品の処分や供養はどうしたらいいの?」
「物が多くて何から手をつけたら良いのか」
このように不安を感じられてらっしゃる方も多いはず。
遺品整理はただ物を処分するのではなく、大切な家族との思い出を振り返り、カタチに残す作業でもあります。後ほどご紹介しますが、大切な思い出の詰まった遺品は、リメイクして新しい形に残す選択肢もおすすめです。
この記事では、遺品整理の準備段階から実際の整理・処分まで具体的な流れをご紹介します。遺品整理に不安を感じている方も、まずは流れを確認したうえで一つずつ取り組んで行きましょう。
大切な思い出を新しい形へ!
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この記事でわかること
・遺品整理を始める前に、気持ちの整理から始める
・遺品整理は人手の確保が必要になる
・捨てられない遺品はリメイクを検討する
遺品整理はどうする?始める前に気持ちの整理から
遺品整理を始める前には、まずは気持ちの整理から始めてもいいかもしれません。故人との別れとしっかり向き合い、自分の感情や故人への思いと向き合いましょう。こうした、心の準備を整えることも、スムーズな遺品整理の第一歩です。
遺品整理の最中も、様々な感情が湧き上がるかもしれません。急いで遺品整理を進めようとすると、心の負担が増してしまうことも考えられます。
遺品整理が辛ければ、家族や友人に話を聞いてもらうだけでも心が軽くなるはず。家族や友人と一緒に感情的なサポートを受けながら進めるのも良いでしょう。
遺品整理はどうする?整理するタイミング・スケジュール
遺品整理のタイミングはいつからしたら良いのか悩むはず。一般的には、葬儀後葬儀の後すぐ行う場合と、一定期間をおいて行う場合があります。それぞれのメリット・デメリットについて見ていきましょう。
遺品整理を行う時期とメリットデメリット
時期 | メリット | デメリット |
葬儀後すぐ | 相続人や親族が集まった状態、複数人で遺品整理を始められる | 葬儀直後はやることが多く、精神的にも辛いため遺品整理に集中しにくい |
一定期間をおいてから・様々な手続き後・四十九日法要後・相続税の申告前・心の傷が癒えた時 | ・時間に余裕があるため、自分のペースで進められる・親族が集まて話し合いながら遺品整理ができる・心の傷が少し癒えた時に行うことができる | 心の負担が長引いてしまう可能性がある親族が集まるのが難しいケースがある |
急いで行わなければならない場合を除いて、家族の様子や自分の気持ちを考えながら遺品整理のタイミングを決める方がいいでしょう。ふさわしいタイミングを見つけて、無理なく進めましょう。
相続人や親族、友人など人手を確保する
遺品整理は故人が残した思い出や財産を整理する作業であり、相続手続きに関係するため慎重に進めなければいけません。他の親族や相続人に相談なく進めてしまうと、トラブルにつながる恐れがあるため注意してください。
また、遺品整理は時間がかかります。一人でも多くの人手があると負担が少なく進められます。相続人や親族、友人と協力して整理するのが理想です。
人手が集まらなければプロへの依頼を検討する
十分な人手が集まらない場合は、プロへ依頼をするのも一つの方法です。プロの遺品整理業者は効率的に作業を進めてくれるため、自分たちで整理するより短時間で片付きます。
忙しくてなかなかまとまった時間を確保できない時などは、依頼してしまってもいいかもしれません。一方で、費用が掛かること、大切なものを捨てられてしまうこともないとは言えませんので注意が必要です。
遺品整理を進める手順
何から手をつければ良いのか迷った時には、整理の優先順位を決めて進めることが大切です。
遺品整理を進める手順①遺品整理の計画を共有する
相続人、親族で次のような点を中心に話し合って、あらかじめ合意を得るようにしてください。
- 遺品整理の日程と作業内容
- 遺品の分配方法
- 処分する遺品の範囲と方法
- 遺品整理にかかる費用の負担割合
こうした点を確認しておいた上で、話し合いの結果は書類に残しておくことで後の言った言わない論争を避けることができます。
また、故人の家の中を下見して遺品の量を確認しておいたり、故人が残した遺言書やエンディングノートを探して意思を確認しておく、貸し借りをしていないかも確認しておきましょう。
遺品整理の手順②遺品整理に必要な道具を準備する
遺品整理には、色々な道具が必要です。以下の道具を準備しておくと作業がスムーズに進みます。
遺品整理に必要な道具
ダンボール・テープ類・マジックペン | 遺品を仕分けする時に使用します |
工具類・ハサミ・カッターナイフ・ビニール紐 | 収納家具などを解体する時に役立ちます |
緩衝材(プチプチ・新聞紙・タオルなど)・輪ゴム・台車 | あると便利なもの割れ物や繊細なものを保護したり、重い家具などを運搬する時に便利です。 |
ゴミ袋・掃除用具(掃除機・箒・ちりとり・雑巾・バケツなど)手袋・マスク | 清掃に必要なもの整理中は埃やゴミがたくさん出るため |
*遺品整理中は、ホコリを吸ったり、思わぬものを踏み怪我をする危険があります。必ず遺品整理に適した服装で行うようにしてください
*遺品はたくさん廃棄する物が出るため、ワゴン車や軽トラなどの運搬用の車も用意しましょう。
遺品整理の手順③遺品の仕分けを行う
遺品を必要な物、不要なものにざっくりと分けましょう。
必要なもの
「貴重品」「形見分け品」「再利用品」
不要なもの
「廃棄品」に分類していきます。
廃棄品はまとめて捨てることができないため、燃えるゴミ、燃えないごみなど、自治体の規則に合わせて分別が必要です。不用品の中にもまだ利用できる物があれば、リサイクルショップやフリマアプリを利用して売却することで、遺品整理費用に充てることも考えられます。
扱いに迷ったものが出てきた場合は、一度保管し後日落ち着いて対応を決めましょう。
遺品整理の手順④大切な遺品の扱いを決める
大切な遺品をまとめたら、どういう扱いにするかある程度対応を決めておくと作業がスムーズに進むはずです。
大切な遺品の扱い例
- 思い出や故人の愛用品は「形見分け」
- 相続対象の現金や貴重品など、資産価値のあるもの「保管」
- 手続きに必要な書類は「整頓」
- 資源として再利用できるものは「リサイクル」
- 換金できるものは「売却する」
遺品整理の手順⑤清掃と片付けを行う
遺品の整理が終わった後は、部屋の片付けと清掃を行い、遺品整理は完了です。最後は、みんなで心を込めて清掃することで、故人への思いに一区切りつけられるかもしれません。
遺品整理はどうする?捨てられない遺品の活用方法
遺品の中には、感情的に捨てるのが難しいものが多くあります。そのような遺品をどう活用するべきか、いくつかおすすめの活用方法をご紹介します。
遺品の活用方法①そのままの状態で保管・飾っておく
大切な思い出が詰まった遺品をそのままの状態で保管したり飾っておくシンプルな方法です。例えば、家族写真やアルバム、手作りの作品などは、そのままでも飾っておけるので、遺品整理の時に大切にされるもののひとつです。
遺品の活用方法②保管できない場合は遺品を供養する
捨てたくないけどどうしても保管しておけないものに関しては、遺品を供養するという方法もあります。一般的には、故人が眠っているお墓の寺、神社などに依頼します。
遺品の活用方法③遺品をリメイクしてかたちに残す
例えば、遺品整理で大量に出てくる、衣類。
ここまで何度か紹介していますが、衣類はリメイクして形に残すことも選択肢のひとつです。大切な思い出を日常に取り込んで、いつでも近くに置いておくことができます。
スモールハピネスの遺品リメイクはぬいぐるみの洋服を作る物ですが、他にも、
- ブックカバー
- パッチワークのインテリア
- 巾着
- ペットボトルカバー
- 手提げバック
など、こうしたアイテムを自分でリメイクするという方法もあります。
まとめ
遺品整理は、残された家族にとって心身ともに大変な負担のかかる作業です。故人との思い出が詰まった品を目にすると、何から手をつけたら良いのか、何を捨てて、何を残せば良いのか、迷ってしまいなかなか手を付けられないこともあるでしょう。
また、遺品整理は親族や相続人と思わぬトラブルにつながるケースもあるため、親族内でよく相談して進めるようにしてください。なかなか自分たちで進めるのは難しい場合には、プロの業者に依頼することも検討してみましょう。
整理して残った写真や日用品、大切にしていたものなどは、全て保管しておくことはなかなか難しいと思います。こうした場合には、例えば衣服であれば、遺品リメイクとしてぬいぐるみやトルソーサイズにリメイクしてしまうのもおすすめです。
洋服のリメイクに関しては、自分で手作りするのも可能ですが、私たちスモールハピネス含め、リメイクしてくれる業者も見つかるのでぜひ活用を検討してみてくださいね。いずれにしても、皆様の大切な人との思い出や愛着のある遺品が、理想的な形で残せることを願っております。
この記事のまとめ
- 遺品整理を始める前に、気持ちの整理から始める
- 遺品整理は人手の確保が必要になる
- 捨てられない遺品はリメイクを検討する